ランニングコストで数百万円変わる?光熱費の落とし穴 頑張らなくて、自然とお金が貯まる家を持とう!
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ランニングコストで数百万円変わる?光熱費の落とし穴 頑張らなくて、自然とお金が貯まる家を持とう!

2025年5月23日

「月々いくら払えるか?」だけを見て家づくりを考えていませんか?

住宅ローンの返済額は確かに気になるポイントですが、実は“家を建てたあと”にかかる「ランニングコスト」こそ、見落とすと後悔の大きな原因になります。

特に毎月必ず発生するのが「光熱費」。この光熱費は、住まいの断熱性・気密性・間取り・設備仕様によって、10年後、20年後には数百万円の差になることも。

今回は、家のトータルコストの中でも見過ごされがちな「光熱費の落とし穴」について、具体的な数字とともにわかりやすく解説します。

◆月1万円の差が、50年で600万円の差に

家の性能によって、毎月の光熱費に1万円、もしくはそれ以上の差が出ることは珍しくありません。

例えば、断熱性・気密性が低い家は、冬にエアコンやファンヒーターをフル稼働しないと寒く、夏も冷房を入れても効きにくい。結果、電気代やガス代がかさみます。

一方で、断熱・気密・換気・通風のバランスがとれた高性能住宅なら、エアコン1〜2台でも家全体が快適に保たれ、電力の消費が大きく減るのです。

たとえば、月々の光熱費が1万円違えば、

・月1万円 × 12ヶ月 × 50年 = 600万円

月1.5万円の差なら、

・月1.5万円 × 12ヶ月 × 50年 = 900万円

900万円。これは将来の住宅メンテナンス資金や老後の備え、子どもの教育資金、もしくはセカンドライフの選択肢として、大きな価値を持つ金額です。

目の前の数千円の差が、人生全体にどれだけの影響を与えるか——この視点を持つことが、賢い家づくりの第一歩です。

例えば、断熱性能や気密性能の高い住宅と、そうでない一般的な住宅で、月々の光熱費に1万円の差が出たとします。30歳で購入した家に80歳まで50年間住むとすれば、

・月1万円 × 12ヶ月 × 50年 = 600万円

これはただの節約ではなく、未来の選択肢を広げるための“資産”です。たとえば老後資金や子どもの教育費、趣味や旅行、住宅のリフォーム費など、ゆとりある暮らしに転用できる大きな金額です。

もし月1.5万円の差なら、

・月1.5万円 × 12ヶ月 × 50年 = 900万円

900万円。これは一般的なコンパクトカー3台分、あるいは子ども2人分の大学費用に相当します。

つまり、性能の違いは“月々1万円ちょっと”という感覚で済ませられるものではなく、家計に圧倒的な差を生む長期的投資なのです。

◆性能の違いが「快適さ」と「光熱費」を左右する

「夏はエアコンをつけても2階が暑い」「冬は窓際が冷える」——こうした声は、住宅の性能差によって生まれます。

FORTの家づくりでは、

・断熱性を高めて外気の影響を抑え
・気密性を高めて冷暖房の効きを良くし
・通風と日射を設計段階から調整する

ことで、エアコンに頼りすぎない快適な暮らしを実現しています。

平面図だけでは、わからない「中身の性能」が、暮らしの心地よさと光熱費を同時に変えてくれるのです。

◆家計に響くのは、ローンより“光熱費”かもしれない

多くの方が「住宅ローンの毎月返済額」を最も気にします。それも当然のことですが、実は近年では、住宅ローンよりも“光熱費”の方が家計をじわじわ圧迫しているという事実をご存じでしょうか?

固定金利でローンを組んでいれば、返済額は原則変わりません。しかし、光熱費は違います。電気代やガス代はこの10年で右肩上がりに上昇しており、今後もエネルギー価格は不安定なままと見られています。

性能が低く、冷暖房効率の悪い家は、これからの時代、想像以上に「ランニングコストの重荷」になります。

家計に優しい家とは、“月々のローンが少ない家”ではなく、“月々の支出全体が少ない家”。

だからこそ、「住宅ローンだけでなく、光熱費まで含めて支払いの総額を考える」ことが大切なのです。

多くの方が気にするのは「月々の住宅ローン返済額」。でも、実は今の時代、住宅ローンよりも影響が大きくなりがちなのが光熱費です。

理由は明確で、ローンは契約時に金利が固定されていれば支払いは一定。一方、電気やガス料金は年々上昇しており、光熱費は今後も増える可能性があります。

つまり、“性能の低い家”を建ててしまうと、未来の家計に予測以上の負担をかけることになるのです。

◆ランニングコストは“建てる前”に決まる

一度家を建ててしまえば、断熱材を入れ直したり、窓を取り替えたりするには大きなコストと工事が必要になります。

だからこそ、「建てる前」の選択が極めて重要。

・高性能な断熱材を入れるか?
・サッシはアルミではなく樹脂にするか?
・壁・屋根の構造は?
・夏の日差しや冬の冷気をどう遮るか?

このような一つひとつの設計や仕様の違いが、将来の快適さと光熱費に直結します。

「建てる前にコストをかけるか」「建てた後に毎月払い続けるか」——選ぶのは自分たちです。

 

家を建てるときに意識しがちなのは“最初にかかるお金”。

でも本当に大切なのは、「その家に、どんな暮らしの未来が待っているか?」です。

断熱・気密などの住宅性能は、見た目ではわかりづらいかもしれませんが、光熱費、快適性、健康、家計の安心すべてに影響する重要な要素です。

毎月1万円の差が、50年で600万円の差に。
家を建てる前にこそ、「ランニングコスト」という視点で、未来の暮らしに目を向けてみてください。