設計士がおススメする「寒さに強い家づくりの工夫」|岡山・倉敷・福山の注文住宅ならFORT建築設計
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設計士がおススメする「寒さに強い家づくりの工夫」|岡山・倉敷・福山の注文住宅ならFORT建築設計

2021年1月20日

こんにちは。設計コーディネーターの岡本です。

温かい家では、寒い家と比べて健康寿命が4歳伸びる」という話をご存じですか?実は室温と健康はとても密接な関係を持っています。そして寒い家は健康に良くないだけでなく、家が傷む原因にもなってしまいます。

温かい家をつくるための2大ポイント「断熱材」と「」選びについて、設計士の視点からご紹介します。

 

温かい家づくりは「断熱」から
温かい家づくりの基本となるのが断熱です。断熱の工法は大きく「充填断熱(内断熱)」と「外張り断熱(外断熱)」の2種類に分かれています。
充填断熱は、壁の中に断熱材を入れる工法です。外壁と内壁の間、柱などの構造材の間に断熱材を入れるので、新たに断熱材のためのスペースを設ける必要がありません。
外張り断熱は、柱や構造体の外側に断熱材を施工し、家全体を断熱材で包み込む工法です。
木造住宅では充填断熱と外張断熱で効果は大きく変わらないうえ、外張り断熱のほうがコストが高くなることから、充填断熱が広く採用されています。

 

FORTでは充填断熱の中でも吹付断熱をおススメしています。吹付断熱は液体状の素材を壁に吹き付けると発砲して膨らみ、硬化して柱や壁に密着します。パネル上の断熱材を埋め込んでいくのとは異なり、隙間がほぼないため、高い断熱性が期待できます。

また充填断熱と外張り断熱のW断熱という工法もありますが、この場合コストがずいぶん高くなってしまいます。
FORTの家は充填断熱で、壁と屋根に吹き付けた断熱材で家全体がぐるりと囲まれるイメージです。これにより、青森県や岩手県、秋田県といった北東北地方を基準にした断熱性を実現しています。

 

実は断熱の要!「窓」について
室内の熱の50%以上が窓から逃げていくといわれています。断熱において窓は見過ごされがちですが、実はとても重要な部分なのです。
まずサッシについて、よく使われているのが以下の3種類です。
・アルミサッシ
・アルミ樹脂複合サッシ
・樹脂サッシ
上から順に断熱性が低く、値段も安くなっています。
「樹脂サッシ」が最も断熱性に優れているので、FORTではこちらのタイプをおススメすることが多いですね。
ただ樹脂は、耐久性がアルミに比べて少し低いので、その点を気にされる場合は、外側はアルミで内側が樹脂の「アルミ樹脂複合サッシ」を選ぶのが良さそうです。

また窓ガラスについてはペアガラスがおすすめです。ガラスは熱を伝えやすい素材なので、シングルガラスだと窓の表面温度は外気温とほぼ同じになってしまうのです。ペアガラスの場合は2枚のガラスの間にある空気層が断熱の役割をしてくれます。

 

いかがでしたか?温かい家は健康にいいだけでなく、暖房効率が高くなるため光熱費の節約になるというメリットも。それに冬温かい家は夏も涼しく快適です。
また「寒い家=結露しやすい家」でもあります。結露は腐食やカビの原因にもなり、家を傷めてしまうことも多いのです。

今回ご紹介した以外にも、温かい家づくりのためのコツはたくさんあります。ご興味のある方は、お気軽にFORTまでご連絡ください。FORTには営業マンがいませんので、売り込みなどは致しません。どうぞご安心を。

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