POINT 01
ロケーションを生かす 窓のデザイン
エントランスドアを開けると正面のピクチャーウィンドウが満開の桜を1枚の絵のように切り取ります。
LDKは南側全面の窓から光が注ぐのびやかな空間。ソファやダイニング、キッチンから庭の眺めをワイドに楽しむ設計にし、窓を介して自然の風景や季節の移ろいを近くに感じる暮らしを目指しました。室内外が一体となることで生まれる開放感が心地よく、面積以上の広がりを感じさせます。
LDKの窓を開けると奥行きが深く快適なテラス。日差しから守ってくれる軒の天井には質感豊かな天然木を使いリビングの延長として快適に過ごせる中間領域にしつらえました。

POINT 02
スイートルーム感覚のLDK 吹き抜けで上下階をつなぐ
キッチン、ダイニング、リビングをワンルームとした使いやすいLDK。窓からの風景もあいまってホテルのスイートルームのように快適に過ごせます。
アイランドキッチンは作業をしながら庭を眺める特等席。空間の一部を吹き抜けにして、2階まで光を届けています。吹き抜けを介して上下階で家族の気配を感じたり、「ご飯だよ」と声をかけたりと、コミュニケーションが生まれるのも楽しいです。

POINT 03
室内窓ごしに眺める 階段の美しいフォルム
LDKとホールの間には、大きな室内窓をデザイン。視線と光を通しつつゆるやかに空間を分け、空調効率も高めました。
LDKから眺めると窓越しに見える鉄骨階段がオブジェのような美しさです。光を受けて壁に描き出される階段の陰影が時の移ろいを告げ、インテリアの一部となっています。白を基調にしたシンプルなインテリアのなかでサッシやキッチン、ドロップチェアに黒をセレクトして引き締めました。

POINT 04
2つの片流れ屋根がつくる 美しいファサード
片流れ屋根を二つ連ねたフォルムはシンプルながら印象的。庭の桜の美しい背景として、風景に溶け込むようデザインしました。どの面をとってもファサードと呼べるような、造形美を楽しめるようにしています。 室内では外の視線を気にすることなく庭を眺められるよう、前面道路側には窓を設けない設計。外観の美しさと、室内の快適さの両立を叶えています。
