子どもの頭が良くなる間取り|岡山・倉敷・福山の注文住宅ならFORT建築設計
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子どもの頭が良くなる間取り|岡山・倉敷・福山の注文住宅ならFORT建築設計

2021年4月7日

こんにちは。設計コーディネーターの岡本です。

いよいよ新年度が始まりました。そこで、今回は私がこれまで専門誌などで勉強してきたなかから、子どもの頭がよくなる家づくりについてお話しさせていただきます。

実は子どもの学習効率と住環境は、密接な関係があるのをご存じですか?
様々な研究によって、室温や室内の空気の状態・建材の種類などが、集中力や作業効率を左右することが明らかにされています。これから家を建てようとお考えの方は「学習効率」の視点を取り入れて、頭のいい子を育てる家づくりをしてみませんか。

勉強机は窓際に
子ども部屋は、どこに勉強机を配置するかも想定したうえで間取りを決めるのがベストです。
実際にアメリカの小学校で窓の近くの席とそうでない席に座った子どもの学習効率を測定したところ、窓際に座った子どもたちの学習パフォーマンスがより高いという結果が出たそうです。
これには「人間は外とつながっているほうが能力を発揮できる」や「明るい日差しが気持ちを前向きにしてくれる」「外の景色がいい気分転換になる」などの説があるようです。
また机を窓際に置く際には、正面もしくは利き手と反対側に窓が来るようにするのがおススメです。そうすることで手の影がノートに落ちにくく、勉強もはかどります。

床や天井材は自然素材を選ぶ
室内の仕上げ材に無垢材などの天然の素材を使うか、ビニールなどの人口素材を使うかで、睡眠の質や翌日の作業成績にも差が出るといわれています。
ある実験で「木目柄のビニール床の部屋」と「スギ無垢材の床と天井の部屋」で、睡眠の質を比較したところ、「スギ無垢材の床と天井の部屋」で寝た人たちの深睡眠時間のほうが約25分長いことがわかりました。またそれぞれの部屋で睡眠をとった人たちの作業成績をタイピングといった単純作業で測定した結果、「スギ無垢材の床と天井の部屋」で寝た人の効率のほうが9.1%高かったそうです。
こうしたことから、子ども部屋の床材や天井の仕上げ材には、無垢材などの自然素材を選ぶほうが良さそうです。

最も作業効率の良くなる室温とは?
東京大学の名誉教授による研究によると「もっとも学習効率が良くなる室温は25度前後」なのだとか。実験では、冬に室温を22度から23度へ上昇させることで学習効率が10.2%上昇し、夏に27度から26度へ室温を下げることで学習効率が11.7%上昇したという結果が出たそうです。
高気密高断熱の家なら室温を一定に保ちやすく、学習効率のいい環境をキープできます。

畳の部屋での勉強もおすすめ
さらには畳の部屋が学習に及ぼすこんな研究結果も出ています。小・中学生に畳の部屋とフローリングの部屋で簡単な算数問題を30分間で何問解けるかを試してもらったところ、畳の部屋では「145.7問(正答率90.4%)」フローリングの部屋では「129.0問(正答率88.5%)」という結果が出たそうです。
子ども部屋を畳にするのは難しくても、リビング横に畳の部屋を設け、時にはそこを勉強スペースとして使うのもいいのではないでしょうか。

いろいろとご紹介しましたが、私自身も無垢の床や畳などの自然素材と勉強効率に関係があることは驚きでした。ご興味のある方は、FORTまでお気軽にご連絡ください。お子さまの学習環境に配慮した家づくりをご提案させていただきます。

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